Yesterday, I had a meeting with two wonderful violists from Bach Collegium Japan regarding the tenor viola and the piccolo cello! So exciting!

今週金曜日はバッハ・コレギウム・ジャパンの素晴らしいヴィオリスト、成田寛さんに呼ばれて、彩の国さいたま芸術劇場に伺いました。
そこで、ヴィオリストの原田陽さんをご紹介いただき、原田さんが今回お使いになっているテノール・ヴィオラを拝見し、様々な意見交換をさせていただきました。

フィレンツェのアカデミア博物館に所蔵されているストラディヴァリのテノール・ヴィオラ、通称Mediciは足を運んで何度か見に行ったことがありますが、その頃は製作学校でも、また演奏家の間でも「大き過ぎてもはや演奏できない昔の楽器」と言われており、私も当時は食指が伸びませんでした。
しかし、近年何台もチェロ・ピッコロ(肩掛けチェロ、violoncello da spalla)を作るようになって、テノール・ヴィオラよりも弦長の長い楽器が演奏できて、テノール・ヴィオラが弾けないはずがないと確信するようになりました。
また、成田さんはじめ、様々な演奏家の方とお話をするうちにやはりテノール・ヴィオラを復活させたいという思いも募り、そんなことから今回直前にお声がけをいただきました。
リハーサル前の貴重な時間の中で、成田さんと原田さんには様々な面から示唆に富むお話をいただき感謝しております。
お使いのヴィオラはドイツ人製作家によるものでしたが、とても綺麗な楽器でした。
また、ご厚意で一部リハーサルを聴かせていただきました(時間があればもっと聴きたかったです!)が、短い時間の中でも、大きなヴィオラの響きを感じるところがありました。もちろん大半は混じり合って、響き合って、ヴィオラだけを取り出すことはできませんでしたが、所々でなるほどと思わされ、確認できたことは大変大きな収穫となりました。
また、特に良かったのは、原田さんが本当に自然に演奏をされていたことを目の当たりにできたことでした。
テノール・ヴィオラという名称はおそらくは後付けで、もともとはテノール・(バロック)ヴィオラこそが、「ヴィオラ」であり、またすべてのヴァイオリン(ブラッチョ)族の始祖とも呼べる楽器だったのではないかと思っています。
原田さんの演奏はそうしたヴィオラが自然とそこにあったことを疑いようもなく感じさせてくれるものでしたし、成田さんの小さなヴィオラとお互いに響きを豊かにしているように感じました。
実はリハーサル前にはチェロ・ピッコロも持ち込んで、比較検討させていただいたのですが、来年に向けて、非常にワクワクするお話もあり、失われた豊かな中低音域の世界にますます光が当たるのではないかと思います。詳しくはまた機会があると思いますので、そこでリポートしたいと思います。

長くなりますが、テノール・ヴィオラについて、私なりに未解明の課題を今回さらにいくつか再確認できたこともよかったです。今後も地道なフィールドワークを続けて、解明に努めて、皆様にご提供できるよう努めていきたいと思います。
貴重な機会に声をかけていただいた成田寛さん、原田陽さん、本当にありがとうございました!
お時間ある方は本番の演奏で皆さんの響きを確かめてみてください♪
余談ですが、鈴木雅明さんからも大変気になるお話を伺ったので、引き続き調べてみます。So exiting!!