Exchanging ideas with amazing musician is not only essential but also a great fun.
Before yesterday I asked to baroque cellist Takahashi Koji @koji.takahashi.792 to come to my atlelier and check together a cello.

I’m recently prposing a ‘baroque&gut strings trial’ to amateur musician who never tried serious baroque set up instrument.
This mean I propose to change only strings, bridge, sound post, upper nut, and tailpiece to get somewhat baroque close sound without modify too much modern made instrument. In this manner musician can try and have a idea if he or she would like to go futher more in baroque field without hurt their instruments.

Koji gave me some great advice, I appriciate so much for his kind help! Today I sent the cello to my long distance customer.
Thanks!

しばらく繁忙に押されて投稿の間が空いてしまいましたが、一昨日はバロック・チェリストの @koji.takahashi.792 髙橋弘治さんに当工房でお預かりした楽器へのアドバイスをお願いしました。

当工房では、バロックのセッティングや演奏に興味があるけど、楽器をすぐに購入するのは敷居が高いと感じておられる演奏家の方のため、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの交換可能な部品のみを入れ替えて、バロックの響きに近い演奏感や雰囲気をまずは体感していただくということを続けております。

モダン楽器には、モダン楽器のよさがあるので、モダン楽器として生まれた楽器を元に戻せない改造してバロックに近い仕様にすることはリスクが多いと考えております。
その代わりに、いつでも元に戻せる範囲で、いくつかのセッティングを変更するだけで、バロックのアンサンブルに飛び込んだり、バロック演奏を得意とされる先生について習うことができるようなお手伝いをしたいと考えております。

髙橋先生には今回に限らずこれまでこうした調整をさせていただく中で、感じてきた様々な疑問点や未解決の点を投げかけさせていただき、いろいろな意見交換もさせていただきました。

これまでガット弦でのバロック演奏に馴染みのなかった方が、また楽しみの幅を広げる足掛かりとなってくれればと願っております。

今回ご多忙の合間を縫って、惜しみないアドバイスを下さった髙橋先生にこの場を借りて改めて御礼申し上げます。