Yesterday a wonderful baroque cellist Kaketa Takashi @takashikaketa came to my atelier.
We exchange many idea about kinds of baroque cello and it was so exiting!!
We both have alma matar of Civica scuola di Milano, he was in music and I was a little earlier than him in liuteria(violin making).
Thank you Takashi for your visit and I hope that we can make a collaboration to reveal the existence and mystery of small(or big) cello in north Italy!

昨日はバロック・チェリストの懸田貴嗣さん @takashikaketa が工房にお越しくださいました。
懸田さんとは、実はしばらく前にオンラインのレクチャーを私が受けさせていただき、感想や意見を送らせていただいたことからやり取りが始まりました。
お聞きたいことや話したいことは沢山あったのですが、中でもバッハの周辺にあったHoffmann一族の作った小型の5弦チェロ(チェロピッコロ)と、北イタリアに散見されるおそらく肩掛け(スパッラ)で弾かれたであろう小型の4〜5弦チェロについての話をたくさんさせていただきました。
文化は辺境に残ると言われるように、Hoffmannの楽器はかろうじて残り、またドイツで素晴らしい研究が近年なされましたが、残念ながら北イタリアにあったであろう様々な楽器については、市場の求めに応じてほとんどの楽器が改造されて現代風にされてしまったことが私たち技術者の間でも語り伝えられています。
そのため、北イタリアの楽器の全貌は判然とせず、非常に資料に乏しいのが現状です。
お話を通して、今後、肩掛けチェロより大きいいわゆる5弦のピッコロ・チェロや、また現代のチェロよりも大きなサイズのチェロについても私なりに一層光を当てていきたいと改めて思いました。また、ここには書ききれませんが、他にも沢山の知見と刺激をシェアしていただきました。
懸田さん、お忙しい中ご来訪と沢山のインスピレーションをいただきありがとうございました。
今後も失われたチェロの姿をご一緒に探求させていただくことを楽しみにしております!