
Last week a wonderful modern cellist, teacher, Morisaki Fuyuna came to my atelier for repair of her cello. Thank you for one of her student who introduce my atelier. I enjoy very much discussion and exchange during the maintenance. And thank you also trying my violoncello da spalla!
I wish you all a beautiful end of year!
先日は、モダン・チェリストで近郊の新座市でArcoヴァイオリン・チェロ教室を営まれている森崎冬菜先生が工房にチェロのメンテンナンスにお越しくださいました。
実は今回は以前からお付き合いをさせていただいている森崎先生の生徒さんが、先生に当工房を紹介して下さり、お越しいただくという経緯でした。
先生が生徒さんに工房を紹介したり指示することは一般に珍しくないかもしれませんが、その逆はあまり聞いたことがありません。森崎先生と生徒さんの間の日頃からの交流と厚い信頼関係を見る思いでした。
楽器というものは見た目以上にブラックボックスのようなところがありますが、8割ぐらいのことは調べて、点検して、言葉にしてお伝えすることができると考えています。
多くの奏者の方は忙しい楽器店や工房の様々な事情を抱える対応の中で、そのできるはずの8割の説明や点検を受けることがなかなかないできていないということもしばしば感じます。
事情を考えると仕方がないと思う反面、技術者が演奏家ともう少し落ち着いて仕事ができる経済環境を整えるにはどうしたらいいのかということも考えさせられる機会でもありました。
今回はお忙しいお仕事の合間にチェロをお預け下さり、ご一緒にチェロを見ていただきありがとうございました。また先生をご紹介くださったT様にもこの場を借りて、改めて感謝いたします!
皆様どうぞよい年末年始をお過ごしください!
(写真はメンテナンスの折に、肩掛けチェロを試走していただいた時のご様子です♪)
