
Before yesterday, amazing violists Narita Hiroshi and his wife Mai visited my atelier.
Hiroshi is the principal viola player of Yamagata Symphony Orchestra and one of the members of Bach Collegium Japan.
He also plays in other numerous groups as a modern and baroque violist(both with gut strings!).
The aime of their visit was to try my violoncello da spalla and talk with the coming autumn programs. So in the November concert violoncello da spalla will be in tune with Hiroshi and Bach Collegium Japan. I can’t wait to hear the music by Hiroshi!! Thank you for your visit and I’m looking forward to the next stage!
一昨日は山形交響楽団の主席ヴィオラ奏者であり、バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーでもある成田寛さんが、奥様の麻衣さんとご一緒に工房にお見えになりました。


ご訪問の目的は当工房の肩掛けチェロ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)を試奏することと、秋のバッハ・コレギウム・ジャパンの演奏会に向けた肩掛けチェロの準備についてでした。
成田さんにとっても試奏はほとんど初めてということでしたが、ふだんお使いのヴィオラの大きさと比べても左手の間隔は若干広いぐらいとのことで、そばから拝見していてもすぐに丁寧にマネージされている様子が伺えました。また、ヴィオラではふだん出すことのできないオクターブ下の低音があることが楽しい!とお話いただき、ご試奏いただけて本当によかったと思いました。
成田さんも奥様もともにヴィオラ奏者であるということから、お二人の試奏の際の柔らかい音色が印象的で、この音をステージで聴くことができたらと本当に今から楽しみです!
また、やりとりの中で、バッハがいくつものカンタータで指定してきた「ヴィオロンチェロ・ピッコロ」がどのように定義される楽器なのか、また無伴奏チェロ組曲の第6番に5弦の楽器が指定されてはいるものの楽器の種類は明記されていないことなど、未だ解き明かされない様々な謎についてもお話が広がりました。今後成田さんがこの楽器を通してどのような音楽の探求をされるのかということも注目したいと思います。
バッハ・コレギウム・ジャパンのコンサートは都内と神戸で行われる予定ということでしたので、また正確な情報が得られ次第、こちらでもお伝えしたいと思います。
成田寛さん、麻衣さん、この度のご来訪とご試奏、誠にありがとうございました。来たるご予定を楽しみにしつつ、工房でも仕事に励みたいと思います!