Olivier と Samuel Fourèsさんの試奏~ヴィヴァルディ、発見楽曲の世界初演!

昨日は、天野寿彦先生の門下の方々とのワークショップ&忘年会で、Olivier Fourèsと 息子さんで将来バロック・ヴァイオリニストを目指すSamuel 君に肩掛けチェロ、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを試奏してくださいました。

Olivier さんは実は音楽学の分野でヴィヴァルディの楽曲研究の世界的権威ととして知られる方で、なんと試奏だけでなく、Olivierさんのヴァイオリン、Samuel君のヴァイオリン、天野先生のスパッラ演奏によるヴィヴァルディの発見された楽曲の世界初演(!)をその場でしてくださいました。

天野先生 は「世界初演です!」と笑っておられましたが、すごすぎて…Olivieさんも「そうだね、発見以来300年後に日本で初演だね」とにこやかにお話しされていました。

私はまだはずかしながらその全貌がまったく見えていないのですが、Olivierさんは散逸したヴィヴァルディのバロック・オペラの発見者として知られており、その再編纂を行っているのでおそらくはその中の楽曲と思われます。

忘年会を兼ねた会場からは「こんなところで世界初演してしまっていいのか(笑)」という楽しいつぶやきも聞こえてきました(笑)

スパッラもとても気に入っていただけ、1年に1回日本を訪問されるOlivierさんですが、今度は天野先生と工房に行きたいと言っていただけました。また演奏していただける機会があるのではないかととても楽しみです♪(驚くことにOlivierさんは来日の目的は観劇バレエのコーチだということで、そのマルチな才能に驚かされます。)

まさか楽器を作っていて、こんな僥倖に巡り合えるとは(300年ぶりの再演!!)想像だにしていませんでした。貴重な機会を与えてくださった天野寿彦先生、Olivier Fourèsさん、将来が楽しみな息子のSamuel君に心から感謝したいと思います!

(世界初演の瞬間をそれを見守る門下の皆さま)

(まだ11歳ながら、Samuel君まったく問題なくスパッラの音を出していました!)