主に初級~中級者向けの楽器や弓のご案内ページです。
弦楽器愛好家の裾野を広げることを目的に、値段と品質のバランスのとれるものを選んでおります。数は少ないですが、年数を経て味わいを増した楽器を紹介しております。
※バロック楽器の在庫については、ページがまだできていないため、直接お問い合わせください。
※掲前にご成約いただくことも度々あるため、下記楽器以外にもお探しの場合は直接お問い合わせください。
※セキュリティの関係で楽器は工房とは別の場所に保管しております。ご試奏の際には楽器を移動しますので、事前のご予約をお願いいたします。
◼︎チェロ4/4 (ドイツ、1995年)
473,000円(税込)
以前にも取り扱い実績のあるJosef Schuster工房のチェロです。
30年を経たチェロですが、使われている木材も大変よく、また音もすぐに出しやすい、状態のよいものです。
小さな使用痕はあるものの、大きな故障はなく安心してお使いいただけます。駒もめずらしくSchuster工房の印が入ったオリジナルのままです。
ドイツの工房製としては比較的高いグレードのもので、最近のチェロの価格に当てはめると定価100万円以上のものと同等のクォリティと考えております。
現状ではエンドピンにカーボンピンが付いていますが、ご希望される片にはスチール製エンドピンに交換してから納品をさせていただくこともできます。(ご購入前に限り、追加費用はかかりません。ご購入後は別料金となります。)
ネット販売など、セット品の入門者向けチェロで始めて、もっとよいチェロに買い替えたいけど新作にはなかなか予算が届かないという方、年を経て落ち着いたチェロを手にしたいという方などにはぜひお勧めしたい楽器です。





(※ご希望の方には初心者向けの弓をお付けいたします。また納品はソフトケースにてお渡しとなります。)
◼︎チェロ弓4/4 Pierre Guillaume 銀黒檀 2025年2月 (中〜上級者向け ※価格についてはお問い合わせください)
現代においてもっともよく知られた弓メーカーであり、ベルギーの弓製作家・ピエール・ギヨーム氏のチェロ弓です。
コロナ・ウイルスの流行後から国内への輸入が極端に減り、また価格も高騰してしまっていますが、コロナ流行前のお値段にできる限りよい価格でのご提供をしたいと考えております。
実用的な銀黒檀のマウントで、作りはもちろんのこと、腰のしっかりした弓です。


◼︎ヴァイオリン4/4(西ドイツ製、1900年代)
297,000円(税込)
伝説のグリフォンの絵柄をラベルに載せたJacobus Hornsteiner ブランドのヴァイオリンです。
Jacobus Hornsteinerは製作者の名前ではなく、メーカーとして今日もよく知られるドイツ・ブーベンロイトにあるRoth社が西ドイツ時代にブランド名として使っていたものとして知られています。
ラベルにもmade in Western Germany のスタンプが見られるように、ドイツ国内に限らず、外国にも向けて出荷されていたものです。
製造年代については、明記はされていませんが、1990年に東西ドイツが併合したことや、木材の様子などから1960年代前後のものではないかと推察されます。
ドイツらしいしっかりした作りでありながら、これまでにも弾き込まれできたことで十分に響きやすい状態にあること、また大きな故障もないことから、すぐに演奏を楽しんでいただけます。
国内では60万円前後で推移するレベルの楽器ですが、よい仕入れにより、よい価格を実現できたと思います。
ネット販売や中国製などの入門者向けセット(アウトフィット)ヴァイオリンで始められた方が、もうワンステップ上がってよりよい響きを求めたいという時におすすめの楽器です。
(※ケースは別)







◼︎小型ヴィオラ(ハンガリー製20C半ばごろ)
Litto Bela Istvan
230,000円(税込)
ヴァイオリンケースに入る小型のヴィオラです。音響箱の大きさが約360mmです。
ラベルはハンガリー人の名前で、元々付いていた駒には20Cにアメリカで活躍していたチェコ系の技術者の刻印がありました。
楽器の作りなどからもほぼ間違いなくハンガリー辺りで作られたものと思われます。おそらくは東欧で作られたものをアメリカに入れていたものと思われます。(当工房入荷時には20世紀にあった米国の有名楽器商のパンフレットなども一緒に保管されていたことから、楽器店の取り扱い商品であった可能性があると考えています)
20世紀には、現在標準的に作られるヴァイオリンよりやや大きめなヴァイオリンが数多く東欧圏で作られたのですが、現在そうした楽器は国内で流通しても日本人の体型には大き過ぎることが多く、扱いに困ることがあります。
今回、修理を手掛けた際にバスバーなどを少し調整し、大きさを逆に生かして非常に小さなヴィオラとして再生してみました。
ジュニアオケの中高生などまだ体大きくない方や、成人初心者の方でも普通サイズのヴィオラが大きくて扱いにくく感じておられる方や、ヴァイオリンからたまの持ち替えでヴィオラを弾いてみたいというような方に、楽しんでいただければと思っております。
小さいため、本格的なヴィオラとして使うには容積が小さいですが、大きさの割に意外としっかりした音がすることに驚いていただけるのではないか思います。
※楽器本体のみの価格となります。





◼︎バイオリン4/4弓(スイス製)Finkel W.Ernst Sold
◼︎チェロ4/4 Anton Prell (アントン・プレル) No.I 2000年Sold
◼︎ヴァイオリン4/4弓(フランス製)1930年ごろSold
◼︎チェロ4/4 (ドイツ製)1989年 Sold
◼︎チェロ4/4 (ドイツ製) Sold
■フランス・ミレクールのヴァイオリン4/4
Sold
■イタリア・Piccinotti工房製楽器
1,045,000円(税込)
近年入荷のなかなかできなくなったイタリア、エミリア・ロマーニャ州の名工、Piccinotti(ピッチノッティ)工房の弟子(Andrea Lissoni氏)によって作られたフルサイズのヴァイオリンです。
Lissoni氏は最近は名前を出して自身の楽器を製作しており、この価格では彼の楽器は入手はほとんどできません。グァルネリモデルのアンティーキング(古調塗り)の楽器であり、細工も木目も美しく大変珍しいものです。
※工房製作証明付き、新品ケース(TOYO製)をおつけします。




