このところ急ぎの仕事に追われ投稿が遅くなってしまいましたが、今月初旬に、ヴァイオリニストの中倫子先生に肩掛けチェロ、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラをご試奏いただきました。

私の方がその日も予約が詰まっていたために、とても短い時間になってしまい本当に申し訳なかったのですが、その短い中でもとても美しい音を響かせてくださいました。
またご同行の小林玄人さんとご一緒に肩掛けチェロとヴァイオリンでかわるがわるデュエットによる試奏もしてくださいました。

昨年後半から工房を出る暇がないため、こうしてご来訪いただけることは本当に感謝です。
海外では女性の肩掛けチェロ奏者はプロ、アマ問わず少しずつ増えてきているのが見られますが、国内ではまだ見られないのではないかと思います。
大きな楽器と思われがちですが、失われたテノール・ヴィオラから、立奏のチェロなど、様々な用い方ができる可能性がある楽器なので、今後とも多くの奏者の方にその可能性を探っていただきたいと考えております。
ご来訪に改めて感謝いたします!