福良真史さんの試奏

Before yesterday an amazing amateur violinist Masashi Fukura come to my atelier to trying violoncello da spalla.
He was so exiting to meet with this small cello and I was suprised that he was already so close to the instrument not only on technique but also on his thought. How nice to meet such musician through our work!
Thank you Masashi, I have no doubt that you will open a new field of spalla!

一昨日はアマチュア・ヴァイオリニストの福良真史さんが、肩掛けチェロ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)の試奏にお越しくださいました。

どのような楽器もそうかもしれませんが、スパッラは特に奏者を映す鏡のようだといつも思います。
スパッラというまだよく知られていない楽器を前に、戸惑う人、喜ぶ人、怪訝な顔をする人、決断力を見せる人、遠巻きに見ている人、いろいろな態度から、音楽というものをどのようにそれぞれの方が捉えているのかが感じられ、とても興味深く感じられます。
一昨日のご試奏からは、いろいろな意味で柔らかい感性と頭脳を感じました。
特に物事の見方、捉え方というのは技術でカバーできるものとは別の領域にあるため、素敵な見方を持つ方に出会えると本当に心が躍ります。

スパッラは、一部の方々には知られるようになってきたとはいえ、まだまだほとんど知られていない楽器と言っても過言ではありません。
未知と言ってよい様々な可能性を引き出せるのは、柔らかい心をもつ奏者なのだろうなと考えさせられた楽しい時間でした。


福良さんの肩掛けチェロとの出会いの機会に立ち合わせていただきありがとうございました!