肩掛けチェロ用の一重巻線!

My posting was delated but last week I tried the gut string from @e.boussoir Eliakim Boussoir with help of @liradamacho Toshihiko Amano.

It was the first time to try ‘single wound gut string’ on violoncello da spalla.
Of course it was very different compare to double wound string but I felt that now we got a new choice for spalla string!

For me single wound has deep sound more like big cello. Double wound is thinner and could be easier to play specific repertoire.
But if you are searching to historical performance with beautiful rustic sound, I think single wound from Eliakim can be a great choice.
I just order other strings so I’m looking forward to try them too!
Thank you Eliakim, thank you Toshihiko!

日がたち、少し投稿が遅れてしまいましたが、フランス🇫🇷の@e.boussoir エリアキム・ブッソワールさんからいただいたスパッラ(肩掛けチェロ)用の弦を、@liradamacho 天野寿彦先生に試奏していただきました。

肩掛けチェロにおける二重巻線と一重巻線の論争が過去にあったことが知られていますが、一重巻線が市販品としてなかったことから、われわれの間でもこれまで試すことができませんでした。
エリアキムさんがこれを作ってくださったことで、こうして試奏の機会が得られたことに大変感謝しています。

(二重巻線をめぐる論争については、過去のブログに書いていたと思いますので、興味ある方はご覧ください)

世界中からこうして継続的に肩掛けチェロの情報が見える形、見えない形で埼玉県の片田舎にある当工房に届くのは本当にありがたいことです。
好きなことがあれば世界のどこにいても進めていけるインターネットの時代に感謝です。

天野先生ともご一緒に確認させていただいたのですが、シングルワウンド(一重巻線)は、芯となるガットが太くなる分、演奏は容易になるとは言えませんが、その分大きなチェロにより近い深みのある音がすることがわかりました。

振幅は大きく、指板とのビリつきは出がちですが、よりrusticで、当時を再現してみたいと考える演奏家の方には、また新しい音の選択肢が増えたのではないかと思います。

私の方でG、D線も注文させていただいたため、また届いたら引き続き試してみたいと思います。

エリアキムさん、天野先生、いつも大きなお力添えに感謝します!