ネットの外で

コロナの影響で遠出ができないこともあり、この夏は人気の少ない川で渓流釣りをたくさんしました。

荒川の源流域に割合と近いこともあり、朝3時に起きて、8時には家に戻ることが多かったですが、時には退渓地点を見失い、昼頃に帰ってくることもありました。

ちなみに上の写真は以前父に初めてイワナ釣りに連れて行ってもらった時に撮ってもらったものです。

最近は下の写真にある秩父の荒川源流に行くことが多く、一人の時もあればコロナで遊び場を無くした子どもを連れて行くこともあります。

渓流釣りを始めて以来、SNSなどに接する時間を減らしました。意図して減らそうとしたわけではないのですが、ネットの中で人生の半分以上を過ごすようになっている今の社会であっても、ネットの中に収めきれない美しいものがたくさんあることに改めて気づいたからです。

師であるスクローラヴェッツァ先生は、楽器を作りたいなら楽器ばかり見ていてはダメだと何度も何度も僕たち生徒に話して下さいました。

ネットの外で、工房の外で過ごす時間を増やしているのは結局は先生のようなお茶目なお爺さんにいつかなりたいと思っているからかもしれません。