最近の工房〜小さな工夫

肩掛けチェロの表板の内側を削って、厚みを整え始めています。

ヴァイオリン属の楽器に見られるf字の形をしたサウンドホールを製作していく上で、いつ孔を切り開けるかということについてはいくつか方法があります。

ややマニアックな話なので笑、深く踏み込むことは避けますが、何年かの試行錯誤の末にこのところ落ち着いているのは、写真のようにf字孔の目だけ空けておいて、厚みを整えていく方法です。今のところこれがベストだなあと感じています♪

探求することが好きな人にとってはたまらない仕事ですが、誰も止めてくれないので試行錯誤ばかりで仕事がなかなか前に進まないのが玉に瑕です。

でも、やはり多少遅れても今のベストを届けたいと思います。寛容なお客様にも感謝するばかりです。