
昨日は、Christian Academy in Japan インターナショナルスクール・オーケストラ、ディレクターの先生が肩掛けチェロの試奏とメンテンナンスを終えた弓の引き取りにお越しくださいました。
先生はふだんからヴァイオリン、ヴィオラを演奏されている方ですが、昨日はスパッラのご試奏の後でご感想のメールもいただき大変うれしく思いました。
スパッラはまったく初めてのご経験だったと思うのですが、さすがにふだんヴィオラも演奏されていることから、すぐに楽しんでいただけるということを私の方も直観しました。
メールにも書いてくださいましたが、ヴィオラとチェロらしさの両方にまたがっているということがやはりこの楽器の特色だと思います。
昔から弦楽器業界では、ヴィオラはブレーシアの製作者であったガスパロ・ダ・サロやマッジーニが優れてると言われて来ましたが、実は彼らの作っていた楽器の多くが「テノール・ヴィオラ」と呼ばれる今日使われなくなってしまった大型のヴィオラ(つまりはスパッラのサイズ)であったことはあまり知られていません。
スパッラはまだ黎明期にあります。
スパッラの活用を通して立奏スタイルのチェロの楽しみが表現されることだけでなく、失われたテノールにふたたび光が当てられること、そして演奏教室を通して新たな愛好者層が生まれていくことを本当に楽しみにしております。
先生、昨日は本当にありがとうございました。
また遊びにいらしてくださることを楽しみにしております!