
あっと言う間に一昨日になってしまいましたが、無事に赤津先生の公演に足を運ぶことができました。
チェンバロに伊藤一人さん、チェロに武澤秀平さんという素晴らしいトリオでした。
コロナ第3波の影響もあり、開催が危惧されていましたが、無事開催され、本当によかったです。
今回は、昨年の演奏会からテーマを引き継がれたということで、コレッリの時代とその後をテーマにされていました。
赤津先生のヴァイオリンはもちろんですが、チェンバロもチェロもソロがあり、堪能させていただきました。
取り上げられていた楽曲として、個人的に興味深く、初めて聞かせていただいたのは、G.B.ソミスというコレッリのお弟子さんの曲でした。
ソミスはフランスのルクレールの先生になった人でもあり、何か文字通り時代の橋渡しをしたような印象を受けました。
生演奏の至福は感想として述べるのはいつも難しいですが、本当に聴きに行けてよかったです!
コレッリは奏者が技巧を誇示するような演奏を嫌ったということでしたが、今日の皆さんの演奏もどこかコレッリの大切にしたい美しい節度の中にあったような気がします。
すてきな時間をくださった奏者の皆さんに改めて拍手を送ります!!
そういば、毛替えをさせていただいた弓も、先生の演奏も相まって厚みのある音となっていたことを感謝をしました。
いつも仕事がたまってばかりの身ですが、もう少し整えて、コロナの中の貴重な演奏会に足を運ぶ機会を増やしていきたいものだと思いました。
