
バロック・ヴァイオリンのペグ 。
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ペグ も歴史的な観点から凝ったものにすることはできるのですが、楽器が使われる中で、製作者の手を離れて別の場所で調整が繰り返されることを考ると、あまり凝ったものにすると後でメンテナンスが効きにくいという問題があります。
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楽器をご購入いただき、地元に帰ったらメンテナンスできないと言われた困ってしまいますよね。
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そのため、今回はオーソドックスなペグ を用いて、ペグ の傾斜角度も現在もっとも一般的なものを採用することにしました。これもやはりバロック時代にはスタンダード化されていなかったことの一つです。
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もちろんペグ は後からでも交換は可能なパーツなので、また先々どのように変化していくかは分かりませんが、まずは扱いやすいスタート地点を与えたいと思いました。
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音出しに近づいていると思うとワクワクします♪