次のヴァイオリンのために

Constructing new models for my next violin!

Short corner, wide open round C are of course inspired by Guarneri but I believe that the proportion is slightly different than his one.

The method based on proportion has still many mystery even the basic prescription is given in old manuscript. Thanks for Dmitry Badiarov for sharing his knowledge.

I’m still struggled to make a new one to find a way which historical method and my own perspective can both stand side by side.

そろそろお待たせしている次のヴァイオリンに取り掛からなければと思い、しばらく前から温めていた構想に着手することにしました。

グァルネリにインスパイアされた、短いコーナーと丸みを帯びたミドルバウツ(中央部付近のこと)をもつデザインを2つ起こしてみました。

最初はセオリー通りやってみたのですが、思っていたものに辿り着けず、プロポーションをセオリーから外し、新しく取り直して何度か描き直しました。

プロポーションによる製図は基本的な指針は与えられているのですが(それがあるだけでも大きく違いますが)、過去の製作家たちがどのようにプロポーションを変えていったのか、また自分がどのようなプロポーションを見出したいかは、身体の心地よさに耳を傾けながら、選んでいく必要があり、やってみないと分からないおもしろさがあります。

これでいけるのではというモデルが新たに2つ出てきたので、もう何日か眺めて過ごしながら、今作っているモデルとも合わせて3つの中から、次に作るものを決めていきたいと思います。

それにしても昔の人はペンもトレーシングペーパーもなかったので、もしかして紐か細かい鎖のようなものでデザインを起こしたのかなと描きながらずっと考えていました。
材料学や、美術史家の人と話をしてみたいところです。