
間一髪とはこのことかと思いましたが、私たちがゲルマン国立博物館を訪問したその翌日からの博物館の一時閉鎖が決まりました。
もちろん新型コロナ・ウイルスの影響です。
今回リューベック、ライプツィヒ、そしてニュルンベルグと旅程を無事こなせたのも運がよかったとしか言いようがありません。
連日の調査で皆疲れがたまってはいますが、体調を大きく崩すことなくここまで来れました。
さて、ニュルンベルグのゲルマン国立博物館(GNM)は、その名前の通りドイツの文化財ばかりを集めた博物館です。外国のものも少しだけありますが、ほんの少しです。
レンブラントの有名な自画像などがありました。

私たちの目的はもちろん楽器だったのですが、今回、キュレーターのMartius博士がしばらく前から病気をしてしまい、その中でこのコロナウイルス騒動となったので、今回直接会ってやりとりはできませんでした。
しかし、頼んでいた資料をいただき、また電話で私たちの質問には大変丁寧に答えて頂くことができました。
話はそれますが、道中の話で、なぜか博物館の人に何か他に興味深い関連するものはありませんか?と尋ねるといつも何もないという答えが返ってくるのですが、実際に行って見るとおもしろいものが次々と見つかるということがあり、どこでも同じようなことが起こるので、可笑しいねと話していました。
GNMでも、同じようなことがあったのですが、その点でやはり訪ねた甲斐がありました。
ここで得た資料でもっとも興味深いのは弓に関する資料です。
またどこかで詳しく書きたいと思いますが、今日はこれからミュンヘンに移動するので、いったんここまででアップしたいと思います。
