今日は天野寿彦先生とフランスより届いていた Eliakim Boussoir氏のシルク弦を肩掛けチェロにセットアップして試しました。
シルク弦がガット弦に比べて安定しやすいことはこれまでも他のシルク弦で検証済みでしたが、今回は最初にガットを弾いていただき、そのあ後でC線のみをシルクに交換、CとG線を交換、最後にCとGとDの下3本を交換して試奏をしていただきました。
おもしろかったのは下3本がシルクで揃った時が、1本もしくは2本を交換しただけの時よりもよかったと感じられたことです。
これは聴いていた私も、弾かれていた天野先生も同意見でした。
全体的にはガットよりもおとなしい印象があり、もう少し検証が必要と感じましたが、乾湿の差が激しい日本においては活用の道があるかもしれないとも感じました。
上2本は今回はガットのままでしたが、そこもシルクで揃えたらまた違うかもしれません。
今回検証のために、シルク弦をBoussoir氏に頼んで私の方に送ってくれた友人のDaniela Gaidanoさん(ガット弦エキスパート)にも感謝しています。
今日はこの他にもThomastik のスパッラ弦も一緒に試していただきました。おそらくこれらすべてを比較したことがあるのは日本では天野先生だけではないかと思いますので、興味がある方はぜひ天野先生の門を叩いてみていただければと思います。
天野先生今日もご協力いただき、ありがとうございました!