アメリカの友人から、1/8サイズのケースに肩掛けチェロを入れてみたという情報をもらいました。

写真をご覧いただくと分かりますが、一般的な1/8サイズに比べ、本体の形がスパッラは少し違い、エンドピンがないこともあり、ボトム部分にスペースがだいぶ空いています。また、写真にはありませんが1/8の弓の方がスパッラの弓より短いので、弓の収納にやや課題が残るようです。また一般的なモダン・チェロはスチール弦が主流であることもあり、ケースのの種類によってはネック留めがより繊細なガット弦を痛めないように配慮する必要があるものもあるようです。ケースの色も限られており、この情報をくれた友人はこの色しかなかったと言っていました。

いずれにせよ、こうしたカーボンケースも中のスポンジ形状を改良し、弓が収納できるようになれば外側の型を起こさなくても使用できるかもしれません。今のところ少ない数でそうしたことに対応してくれるメーカーが見つかってませんが、いずれ肩掛けチェロの数が増えてきたときには可能になるかもしれませんね。

ケースのこと、弦のことなど、選択肢を増やせるために製作者仲間で情報交換を続けていますので、また気になる情報があればシェアしていきたいと思います。