丹沢広樹先生の試奏

昨日はヴァイオリニストの天野寿彦先生のご紹介により、丹沢広樹先生が肩掛けチェロ、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ(violoncello da spalla=イタリア語でチェロのことをヴィオロンチェロと呼び、ダ・スパッラは「肩の」「肩に掛ける」というような意味です)の試奏をしてくださいました!

丹沢先生はしばらく前に国内にあるディミトリー・バディアロフさんの肩掛けチェロを所有者の方からお借りして演奏をされたということですが、ストラップをつけずにヴァイオリンのような構えで演奏をされたということで、昨日も実際に「こんなふうに持って…」と見せてくださいました。その様子が驚くほどスムーズで驚かされましたが、逆にストラップは初めてということで、昨日はストラップをつけての演奏に挑戦していただきました。

ご紹介くださった天野先生も丹沢先生の様子を見ながら「弾ける人はすぐに弾けるもんですよね」とおっしゃっておられましたが、実際に少しのストラップの長さ調整だけで、さっそくその場で天野先生との二重奏を披露してくださりました。

丹沢先生はサムライのような風貌(!)の方ですが、音は驚くほど甘く柔らかく、天野先生との二重奏も本当にすてきなものでした。

今年も残すところわずかですが、天野先生、丹沢先生はじめ、国内を拠点に活躍をされるすばらしい演奏家の方々にスパッラを試奏いただいけたことは本当に楽しく、またありがたいことだったなと振り返っています。

赤津先生など草創期よりスパッラを演奏されてきた方とともに、天野先生や丹沢先生などのすばらしい演奏家の方々がさらにスパッラの楽しい用い方を提案いただけるのではないかと今後への期待がふくらむみます。

演奏家・演奏の指導をされる先生方がまずスパッラを手にして下さることで、今後きっとスパッラを習いたいという方々も増えていくのではないかと楽しみにしていますが、特に来年の後半からは肩掛けチェロの認知が一気に広がるのではないかと予測しており、プロの演奏家の方々がその前にスパッラを手にしていただけるように今後も活動を続けていきたいと思います。

お越しくださった丹沢先生、ご紹介くださった天野先生に感謝します!

すてきな二重奏を聞かせてくださいました!(iPhone による録画ですが、ご覧いただけます)