一昨日は、ハンガリーのオーケストラ、Győri Filharmonikus Zenekarで活躍されている堺みなみさんが、肩掛けチェロの試奏に来てくださいました。
「ずっと弾いていられる!」とお話されており、とてもうれしく思いました。
堺さんは10年ほど前にクイケン氏の演奏とバディアロフさんに出会われたことでスパッラに興味を持たれたそうです。お越しになる前にも古楽の講習会にも参加されてきたということで、バロック音楽やピリオド楽器への関心の高さも伺えました。
ハンガリーでもおそらくほとんど弾いたことがある人がいないスパッラという楽器に触れられたことが、今後、堺さんの表現や展望にどのようなものをもたらすのかとても楽しみです。
「低音の深い響きに心奪われた」という感想を後から送ってくださったこともうれしく、堺さんを通じてハンガリーの中でもスパッラが広がっていくとおもしろいなと勝手ながら思いました。
今回、モダン・ヴァイオリンと弓の調整もさせていただく中で、楽器を大事にされる方なのだなという印象も伝わってきました。ますますのご活躍をお祈りいたします!