今回、ナットとサドルを象牙以外のもので代替したいと考え、近くの猟師から鹿の角を買ってきました。
鹿の角はサイズに関係なく、個体差で密度があるものと中が大幅に空いているものとがあります。なぜそうした違いが出るのかは分かりません。
なるべく密度のあるところが多く、色も白だけのものを使いたいのですか、よいサイズのものを見つけるのはなかなかどうして困難です。
ヴァイオリンサイズならほとんど問題ないのですが、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラのように5弦でやや大きさを取らざるをえないものに使える材を見つけるのが難しいということです。
今回は試しに使ってみましたが、やはりサドルは取れてもナットは十分には取れませんでした。もう少し大きいサイズで密度のあるものを見つけるか、他のものを探すか…。
もうしばらく試行錯誤が続きそうです。