ガット弦には様々な太さがあり、どの弦を選んだらよいか迷ったり、弦選びに苦労することもあると思います。
演奏者の方にとっては弦を交換することがもっとも手早い音を調整する方法の一つなので、通常4本張られている弦の選び方、整え方が分かるととても助かりますね。
下の動画ではガット弦エキスパートのDaniela Gaidano(ダニエラ・ガイダーノ)さんが弦の太さの選び方を説明してくれています。
①まず手持ちの弦を4本張って、調弦してみます。
②次に各弦の駒と指板の間(弓が通るところ)を指で、それぞれ同じぐらいの強さで押してみます。
こうするとそれぞれの弦がどれぐらいの張り具合の硬さを持っているか分かります。
③次にちょうどよい張り具合の弦はそのままに、張りが硬く感じられる弦を緩めて同じぐらいの硬さになるようにしてみます。
④その状態で弦を弾いてみて、どのぐらい音程が下がったかを聴き取り、弦の太さを選ぶ目安とします。
(太さの目安は後日、追記します!)
機械などを必要としないシンプルな方法ですね!
Daniela自身、このやり方を知ってから、あれこれ弦を沢山買いすぎずに済むようになったということです。
実際にこれをやっているところの様子は下の動画で見てみてください♪
ちなみに、ガット弦の太さを測るマイクロメーターの使い方を知りたい方は、次の動画でDanielaが説明してくれています♪