楽器材が枯渇しつつあると言われる状況のなかで、カーボン樹脂やフェノール樹脂の様な化学製品の材料や製品が出回っていますが、なかなか容易に土に還せない物だと何となく使うことに前向きになれないということがあります。
頭が固いかもしれませんが、次の世代、そのまた次の世代などにどのような環境を残せるかということや、畑仕事をしている時にわずかなプラスチックゴミさえも良いことはないということを感じるので、なるべくすぐに土に馴染んでくれないゴミを増やしたくないという気持ちがあります。昨今ネット上でも見られる海洋汚染の酷さなどを持ち出すまでもなく、すでに身の回りのレベルでもこれ以上ゴミを増やしたくはないと考えしまいます。
もちろん現実にはそうなるとほとんどの現代流通する弦は使えなくなってしまったりしますし、そもそも普段からそういうエコロジカルな生活ができているかというと、大変難しいのですが…。
環境に優しい、土に還せるということを一つの価値基準として、また工業スタンダードとして社会が認知すれば、それはそれで今までにない製品が開発されるかなと思ったりもしますが、現実にそうなっていないということは別の力学があるのでしょう。
自己中心的と言われてしまうかとしれませんが、自分の納得のためにも楽しく、ゴミを減らす生活と仕事がしたいものだなあと思います。